特定非営利活動法人ニンジン
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活動報告:
 
 ■ 年次レポート (2004.10.1〜2005.9.30)

 任意団体として活動してきたニンジンは、2005年5月30日に東京都認証の特定非営利活動法人となりました。この年次レポートは2004年10月から一年間の報告です。

 この一年の間、ニンジン設立のきっかけとなったモンゴルの障害者支援については、現地の状況を知り、関係者と出会う視察を実施し、また、現地に車いすを2回にわたり運び、現地で手渡し確認することができました。
 そしてタイについては、事業の本格始動に向けて、山岳少数民族の生活と文化にふれ事業の背景や必要性を理解するツアーを実施し、さらに青少年のための研修・交流ツアーのコーディネートを行いました。
 また、モンゴルの文化を紹介し、あわせてモンゴルの障害児に車いすを送るため、チャリティ・コンサートも開催しました。

1.協力事業

  (1) モンゴル障害者支援事業
     @モンゴル障害者関係機関現地視察
   

 モンゴル国が自由化して14年目となりますが、残念ながらいまだ障害者にかかわる施策はあまり進んでいませんでした。しかし一方でそうした環境のもとで障害児のために努力している関係者の動きを知ることができました。また、現地でJICAシニア海外ボランティアとして活動中の大崎保則氏(義肢装具士)の活動の背景を理解することができ、大崎氏、現地協力者と情報交換・交流することができました。

時期: 2004年10月16日(土)〜10月20日(水)
参加者: 4名
視察先:

ストリートチルドレンの養護・職業訓練センター、国立外傷病院、国立リハビリテーションセンター、サイハンセテゲル義肢工場、ゴッティンゲル義肢工場、モビリティ・モンゴリア、第55特別学校(障害児学校)、第10障害児幼稚園、障害児父母協会、AIFO(障害者問題に取り組むイタリアのNGO)

     A義肢装具製作技術支援
   

 ウランバートルで、義肢製作技術支援を行っているニンジン会員の大崎保則氏の活動を支援し、8月にタイ王立義肢財団提供の義肢パーツ、大栄製作所提供の装具材料などを現地に運びました。大崎氏は活動の場をサイハンセテゲル義肢工場から、ゴッティンゲル義肢工場、国立リハビリテーションセンター等に広げ、モンゴル人の義肢装具士を育成しています。
 現地の状況としては国立リハビリテーションセンターに中国製オーブンや材料が入ったことにより、義肢だけでなく装具製作の可能性も出てきたため、大崎氏がここで研修・指導を行うことが可能となってきています。

     B中古車椅子、装具等の収集・発送、現地での配布
   

 心身障害児総合医療療育センターでは君塚所長のお声がけにより、年間を通じて使用済みの車いす、歩行器、工房椅子などが、業者さんの協力で集められています。これを搬出してモンゴルへ運び、現地の団体を通じて寄贈しています。現地では寄贈の振り分けを、大崎氏、広瀬梨加さん(青年海外協力隊員)の協力のもとに行いました。
 モンゴルでは、子ども用の車いすは入手できないため、非常に喜ばれています。また、国立外傷病院などで患者の移動に使うストレッチャーも車いすもないとのことで、大きめの車いすを寄贈し、大変喜ばれました。

収集協力: 心身障害児総合医療療育センター(東京・板橋区)
配布台数: 車いす、歩行器、障害児用椅子等59台、および装具、杖等
発送: 2005年5月(JICAのコンテナ)と8月(JALチャーター便)の2回
協力: 国際協力事業団(JICA)、株式会社日本航空インターナショナル
協力団体: 第10障害児幼稚園、モンゴル障害児父母協会、セイブ・ザ・チルドレン・モンゴリア
課題:

モンゴルには、車いすの修理工場がないため、故障すると廃棄されており、有効活用するためには修理技術の移転が必要であること。

     C 療育ミニセミナーの実施
   

 小規模なセミナーを夏の車いすを届ける交流ツアーの期間中に実施しました。

時期: 2005年8月11日(木)午後
場所: ウランバートル市内の第10障害児幼稚園
内容:

障害児にかかわる作業療法士(OT)及び理学療法士(PT)、教師等を対象に、車いすの座位のとり方、装具の基本的な使用方法について

講師: 吉濱理事(PT)、大塚副理事長(義肢装具士PO)・小峯敏文さん(PO)
協力: 広瀬梨加さん(OT・第10障害児幼稚園配属の青年海外協力隊員)
参加者: 7名
 
  (2) 北タイ山岳少数民族自立支援事業
      (ルデラ:ラフ農村開発Rural Development of Lahuとの協働)
     @メタム子ども寮建て替えへの協力
   

  在タイ日本大使館草の根無償資金協力獲得に向けて、大使館への働きかけ、連絡等で実現に向け協力。


2.交流事業

  (1) 第1回モンゴル交流ツアー −障害児に車いすを届ける旅−
    

 モンゴルに車いすを届け障害児に手渡し、大自然を体験する交流ツアーを実施しました。
 南ゴビでは、2004年に障害児の両親が政府の援助なしで立ち上げた障害児センターを訪問しました。専門家の指導を熱望している様子に、ここはぜひ再訪して協力したいという声が上がっています。

期間: 2005年8月6日(土)〜8月14日 8泊9日 
参加者: 7名
内容:

<ウランバートル>車いすの運搬、車いすの寄贈式(障害児父母協会、第10障害児幼稚園)、市内観光
<南ゴビ>ダランザドガド障害児センター訪問(車いす寄贈、吉濱理事による訓練指導)、砂丘見学、ゴビ自然史博物館、ヨール渓谷、
Aコース:療育セミナー、サイハンセテゲル義肢工場、国立リハビリテーションセンター訪問
Bコース:テレルジ観光、乗馬

 
  (2) 北タイ視察・交流ツアー
    

 タイにおける障害児の療育の取り組み、タイの義肢製作の取り組み、少数山岳民族の自立に向けたプロジェクトの視察と、密度の濃いツアーとなりました。
 王立義肢財団では、義肢パーツからすべて自分たちの手で製作している姿勢に、需要数の差もありますが、モンゴルとの違いを目の当たりにしました。

期間: 2005年4月29日(休)〜5月5日(休)
参加者: 5名
内容:

<バンコク>タイ障害児のための財団及び障害児宅での療育プログラムを視察、
<チェンライ>ルデラ(ラフ農村開発Rural Development of Lahu)のプロジェクトである研修農場、子ども寮の視察、山の上の村での滞在・交流を通し、山岳少数民族の暮らしや自立への努力を理解。
<チェンマイ>王立タイ義肢財団を訪問し、活動中の義肢装具士・清水直美さんの案内により、タイでの義肢装具製作について学ぶ。

 
  (3) 高校生のための北タイ修学旅行企画・コーディネート
    

 東京にある私立・順天高校のタイへの修学旅行の一部北タイにおけるプログラムの企画・コーディネートを行いました。現地協力者と連絡を取り合いながらプログラム作りを進め、実際の受け入れをしてもらい無事終了できました。一般の高校生がこのような現場に行き体験することは、通常では考えられないことです。参加者の価値観、生き方に多大な影響を与えたのではないかと考えられます。

期間: 2005年7月27日(水)〜8月2日(火) 6泊7日
参加者: 31名(高校生28名、教員3名)
内容:

<チェンマイ>HIV/AIDS関連の活動、ストリートチルドレン関連施設などの訪問、視察交流
<チェンライ>山岳少数民族ラフ族の村の生活体験、研修農場での体験・交流、子ども寮での交流

現地協力者:

川口泰広氏(チェンマイ、タクライ事務局長)
ダイエー・セイリ氏(チェンライ、ルデラ代表)


3.文化事業

  (1) モンゴル音楽を中心としたコンサート「モンゴルの風」開催
   

 モンゴルの文化を紹介するコンサートを開催しました。馬頭琴とオルティンドー(長歌)のお二人を予定していましたが、ジャンバルスレンさんがモンゴル琴で出演協力してくださり、深みのあるコンサートとなりました。
     
 モンゴルの障害児に車いすを送るためのチャリティコンサート
 「モンゴルの風」

 日時:2005年2月28日(月) 18:30〜20:30
 会場:ルーテル市ヶ谷センター(新宿区市ヶ谷佐土原町1-1)
 出演:アマルバヤル・レンチン(馬頭琴)、三枝彩子(オルティンドー)
      ジャンバルスレン・アグワーンツェレン(モンゴル琴)
  来場者:170人

   >> パンフレットはこちらから(PDF形式 244KB)

※さらに詳しい情報はこちら。
  日本財団公益コミュニティサイトCANPAN・ニンジン団体情報
  https://canpan.info/open/dantai/00003395/dantai_detail.html
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