特定非営利活動法人ニンジン

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活動報告:
 
 ■ 年次レポート (平成19年度 2007.10.1〜2008.9.30)

  モンゴルの障害者支援については、使用済み車いすの整備を進めつつ、4月末から5月にかけて障害児療育の専門家および事務局を派遣し、現地状況の把握、現地での指導を実施しました。車いすは7月にJICA「世界の笑顔のために」プログラムへ一部を送り、8月にモンゴルに車いすを運び交流するツアーを実施し、現地で車いすを手渡してきました。昨年に続き、現地で活躍する青年海外協力隊員の方々との交流もすることができました。
 タイについては、交流をしているRudeLA(ラフ農村開発)の子ども寮が新築され、竣工式に合わせ交流ツアーを12月に実施し、青少年のための研修・交流ツアーの企画コーディネートも行いました。
 文化交流事業として、11月および7月の2回、モンゴル音楽のコンサートを開催しました。
 運営面では、ネット上での情報開示、ブログでの情報の提供、ニュースレターでの情報提供などを行いました。

1.海外との協力事業
  (1) モンゴル障害児療育支援事業
   

ア.現地調査
 モンゴルの学校が夏の長い休みに入る前に理事で理学療法士(PT)の吉濱信恒氏および事務局をウランバートルに派遣し、関係機関からのヒアリングによる現地調査を行った。

目的: (1)いくつかの障害児関係機関を訪問してヒアリングを行い、状況把握をすることで、今後の活動のあり方を考えること。
(2)夏のツアー時の車いすの入管、移送、贈呈式に関する打ち合わせを障害児親の協会と行う。
実施期間: 2008年4月29日(火)〜5月5日(月) 7日間
調査者 吉濱信恒(二ンジン理事・理学療法士)
槇ひさ恵(事務局)
調査訪問先 障害児親の協会、セイブ・ザ・チルドレンUKモンゴル事務所および同団体運営のCBRC(障害児センター)、第10障害児センター、サイハンセテゲル義肢工場、国立身体障害者リハビリテーションセンター、モントゥルガ会社(皮革製品工場)、第29特別学校他
成果: 現地で障害児への支援を継続的に実施しているセイブ・ザ・チルドレンUKの活動状況をみることができ、セイブ・ザ・チルドレン・ジャパン派遣のスタッフとも情報交換ができた。また過去に支援していたサイハンセテゲル義肢工場も無事稼動していることを確認し、開設10周年を祝った。夏の車いす寄贈のための打ち合わせができた。第29学校(ろう学校)の現状を把握、今後の交流について協議し、不足している補聴器についての要請を受けた。

イ.専門家派遣
 現地調査に引き続き、ウランバートル市内の第10障害児センターにおける観察および障害児の訓練について実地に指導を行った。

派遣目的 第10センター(障害児のいる幼稚園)での指導方法を観察して、できるアドバイスがあれば提案すること
実施期間 2008年5月5日(月)〜5月10日(土) 6日間
派遣専門家 吉濱信恒(二ンジン理事・理学療法士)
派遣先: 第10センター(ウランバートル市内) 5月5日〜9日(5日間)
協力: 鎌田麻紀さん(青年海外協力隊員、第10障害児センター)
実施結果: 3日間、鎌田さんが関わる指導クラスでモンゴル人の担任、補助指導者の授業を見て気づいたことを伝えた。2日間、訓練室における理学療法を見学して気づいたことや手技を伝えた。一人の子どもに50分を予定して行った。計11人を見る。
成果: ケースごとに検討を行った。最終日に全体的にケースに共通する事柄について話をした。姿勢の大切さ、筋力強化は沢山歩いたり、動いたほうが早道であること、教室での指導に工夫がされていること、大変熱心に指導が行われているが、個人に限られたり、その教室だけに限られていること、もっとみんなで話し合い拡げる努力が必要であることなどを伝えた。多くの人が前向きに取り組んでいる印象を受けた。

ウ.使用済み車いすの収集と配布
 心身障害児総合医療療育センターにおいて、君塚所長の声がけにより、年間を通じて使用済みの車いす、歩行器、木製の工房椅子などが業者さんの協力で集められている。今期は、7月にJICAの「世界の笑顔のために」プログラムで9台、8月のモンゴル交流ツアーでの運搬により31台、合計40台の車いす、歩行器等を寄贈した。保管場所に制限があるため、台数は少なめとなった。

 収集協力:心身障害児総合医療療育センター(東京・板橋区)
  点検・整備作業日:2008年6月15日、7月18、25日

<JICA「世界の笑顔のために」プログラムへ>

寄付台数: 車いす8台、歩行器1台。
発送: 2008年6月27日(JICA倉庫まで搬送)
輸送: JICA(独立行政法人国際協力機構)
寄贈先: モンゴル以外の国の青年海外協力隊員へ送付
   

<モンゴル国へ運搬分>

配布台数: 車いす22台、バギー6台、いす1台、歩行器1台、 カーシート1台 計31台
発送: 2008年8月10日 (JALチャーター便)
輸送協力: 株式会社日本航空インターナショナル
受入団体: 障害児親の協会(APDC)、第10センター、セイブ・ザ・チルドレン障害児センター、国立外傷病院、シェアザジョイセンター
成果: 今年度は、事前に現地でAPDCと打ち合わせることができたの で、新しいスタッフであったが、スムーズに入管、移送、配布することができた。31台のうち26台はAPDCへ。当日手渡しできた分の他は、後日地方の支部から配布してもらい、非常に喜ばれている。

エ.母子支援
 経済的困難にある女性が安全に出産できるための支援を行い、障害の発生を予防することを目的とし、11月27日に文化交流事業の一環でチャリティ・コンサートを実施し、企画者のバトエルデネ氏が韓国で機械を購入し、モンゴル国立母子センターへ寄贈した。

 支援先:モンゴル国立母子センター
 支援内容:酸素吸入器購入代金(約60万円)の一部

オ.モンゴル交流ツアー(8月)における専門家派遣(旅費一部補助)
 予定していた吉濱理事(理学療法士)がツアーに参加できなくなったため、急遽他の専門家の協力を得た。

 派遣専門家:広瀬梨加さん(作業療法士・元青年海外協力隊員・第10センター)
 協力:林賢三さん(ニンジン理事・障害児教育専門家)


  (2) タイ、ミャンマー山岳少数民族(ラフ族)自立支援事業
   

 2006年、北タイの山岳少数民族NGOラフ農村開発(Rural Development of LAHU,代表ダイエー・セイリ氏)と協力してミャンマーにラフ族のための研修農場をつくるため、このプロジェクトの支援組織「ビルマ・シャン州農援団」が立ち上り、事務局を引き受けたが、他団体の支援が先に現地に送られたため、その結果が出るまで支援を見合わせて実施せず。今期も現地との協議により農援団の資金移動は行わなかった。
 9月に事務局が現地を訪問し、大地を守る会DAFDAF基金からの資金で、農場内の作業スタッフ用の小屋、豚舎、養魚池、給水設備の整備が進んだことを確認し、次期計画について協議した。
  研修農場所在地:ミャンマー・シャン州チェントゥー市
  農場面積:1.5エーカー
  責任者:ドナルド氏(アジア学院修了生)。

 

 

2.海外の障害児者等との交流事業
  (1) モンゴル、タイ等への研修・交流ツアーの企画実施
   ア.第4回モンゴル交流ツアー 〜障害児に車いすを届ける旅〜
 

 モンゴルへの車いす輸送にご協力いただいているJALのチャーター便に乗って車いすを届け、モンゴルの障害児に直接手渡し、あわせてモンゴルの大自然を体験する交流ツアーを実施した。南ゴビでは、障害児の両親が運営するNGOシェアザジョイセンターのサマーキャンプを訪問交流し、うち専門家2名は残留し訓練指導にあたった。

期間 2008年8月10日(日)〜8月17日(日) 7泊8日
内容: 車いすの運搬および、
<ウランバートル>車いすの寄贈式(障害児親の協会)、市内観光、(オプションで、乗馬体験または騎馬ショー見学)
※専門家と事務局は、セイブ・ザ・チルドレンが運営す
るゲル地区にある障害児センターを訪問。

<南ゴビ>シェアザジョイセンター訪問後、2グループに。
A:ツーリストキャンプに宿泊し、渓谷ハイキング、砂丘体験、遊牧民のゲル訪問等。
B:シェア・ザ・ジョイセンターのサマーキャンプでの訓練指導
参加者: 11名
 
 イ.北タイRudeLA(ラフ農村開発)への子ども寮竣工式ツアー
    

  北タイの山岳少数民族ラフ族のリーダー、ダイエー・セイリ氏が進めてきたNGO、RudeLA(ラフ農村開発)では、日本大使館からの草の根無償資金協力により子ども寮の新築ができ、竣工式に出席するツアーを実施した。

期間 2007年12月13日(木)〜17日(月)朝 4泊5日
内容: <チェンライ>メタム子ども寮記念式典への参加、研修農場視察
現地協力者: ダイエー・セイリ氏(チェンライ、RudeLA代表)
参加者: 6名
竣工式

12月14日に大使館、郡長はじめ、約800人の人が集まり、地元におけるネットワークの広がりを感じさせるものであった。

 
 ウ.タイへの高校生のスタディツアー
     東京・北区にある私立・順天高校が行うタイ修学旅行に協力し、北タイにおけるプログラムの企画・コーディネートを行った。現地協力者に連絡を取りながらプログラム作り、手配を進め、実際の受け入れを現地で担当してもらい無事終了した。
 
期間: 2008年7月24日(木)〜7月30日(水) 6泊7日
内容: <チェンライ>山岳少数民族ラフ族の村の生活体験、研修農場での体験・交流、子ども寮での交流、
<チェンマイ>HIV/AIDS感染者施設、学校訪問・交流、ストリートチルドレン関連施設などの訪問、視察交流、象のトレーニング・ファーム
現地協力者: ダイエー・セイリ氏(チェンライ、RudeLA代表)
川口泰広氏(チェンマイ、タクライ事務局長)
参加者:

25名(高校生20名、教員4名、同行1名)

成果: 東京に暮らす高校生が北タイの問題を抱える青少年や自立をめざす山の村人たち、子どもたちに出会うことで、価値観、生き方を考える機会を提供した。今回は、チェンマイにおいてもミッション系私立高校との学校交流を行った。

 

3.文化交流事業
  (1) モンゴル文化紹介コンサートの開催
   

 ア.モンゴルの母と子を支援するためのチャリティ・コンサートの開催
 馬頭琴奏者アヨーシ・バトエルデネ氏の呼びかけに応え、安全なお産ができないでいる母子支援を目的にモンゴル音楽を紹介するコンサートを開催した。十分な集客ができず残念であったが、コンサートはモンゴルから来日した3人の演奏者がバトエルデネ氏と共演してレベルの高いものであった。

 日時:2007年11月27日(火) 19:00〜21:00
 会場:ルーテル市ヶ谷センター(新宿区市ヶ谷佐土原町1-1)
 後援:駐日モンゴル国大使館
 出演:アヨーシ・バトエルデネ(馬頭琴)、L・ボロルマー(チェロ)、B・オユンガ(馬頭琴)、
     A・ムングン(馬頭琴)
来場者:84名

 イ.モンゴルの障害児を支援するための七夕コンサートの開催
 前年度同様、バトエルデネ氏他の協力を得て、七夕の時期にチャリティ・コンサート「モンゴルの風」を開催。大勢の来場者においでいただくことができた。開催2日前にウランバートルで暴動が起き、被害を受けた国立馬頭琴楽団のための緊急募金も行った。

 日時:2008年7月3日(木) 19:00〜21:00
 会場:ルーテル市ヶ谷センター
 後援:駐日モンゴル国大使館
 出演:アヨーシ・バトエルデネ(馬頭琴)、バータルジャブ・ボルドーエルデネ(ホーミー)、
     チョウジャブ・ミャガマスレン(モンゴル琴)
来場者:183名

  (2) ハワリンバヤル(モンゴルの春祭り)実行委員会への参加
   

  在日モンゴル留学生会が中心となり催されているモンゴル文化交流イベント「ハワリンバヤル2008」の実行委員会に約半年間2名が参加し、モンゴルの留学生と交流を図った。

開催日:2008年5月4日(日)〜5日(休)
 場所:東京都練馬区 都立光が丘公園
 主催:在日モンゴル留学生会/ハワリンバヤル2008実行委員会
 後援:外務省/駐日モンゴル国大使館/東京都練馬区
来場者:2日間で5万人(主催者発表)
 

4.情報提供事業
 

(1) ニュースレターの発行
 
ニュースレター発行 2回(1月、6月) 他Eメール、Faxによる情報発信

 

(2) ホームページの維持、更新、情報提供および意見交換の場の提供
 
ホームページおよびブログでの情報発信のほか、NPO、NGOの団体情報公開サイトおよび募金サイトへ登録し、情報開示やイベント情報の発信を行った。

主な団体情報開示ウェブページ
 ・日本財団公益コミュニティーサイトCANPAN
   https://canpan.info/open/dantai/00003395/dantai_detail.html
 ・日本NPOセンターNPOひろば 
   http://www.npo-hiroba.or.jp/search/index.cgi?c=more&pk=80490
登録募金サイト
 ・イーココロ  http://clickbokin.ekokoro.jp/
 ・クリックエイド(携帯から) http://clickaid.jp/

  (3)その他
・「ひよこっち」第10回自主ライブへのブース出展
 「ひよこっち」(代表:橋本一郎さん)は、ろうと難聴の中・高・大学生・社会人のグループで、モンゴルの聴覚障害児との交流のため、ライブの収益を貯めている。10回目の手話ライブに後援し、会場にブースを出展した。ニンジンの広報およびモンゴルの聴覚障害児を招くための募金箱を設置。ニンジンから3名が参加。

 期日:2008年3月29日(土)、および30日(日)
 会場:障害者スポーツ文化センター横浜ラポール
来場者:2日間で700名。

※さらに詳しい情報はこちら。
  日本財団公益コミュニティサイトCANPAN・ニンジン団体情報
  https://canpan.info/open/dantai/00003395/dantai_detail.html

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