クラウドファンディングのご報告

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2019年5月20日よりクラウドファンディングを募り、モンゴル国ウランバートル市バヤンズルフ区及びチンゲルテイ区の障がい児センターに必要な水槽と下水設備と室内トイレを設置しました。

NPO法人ニンジンは2003年よりモンゴルへの支援をしていており、この2つのセンターとも様々な場面において信頼関係を築いてきました。ゲル地区という決して裕福な地区ではない場所に建てられている2つのセンターですが、地域に根差した障害児センターとして障害者の親たちが管理や活動を行っています。

センターがある地域では水洗トイレはほとんどありません。

2つのセンターにおいても、麻痺のある障害児はもちろん、冬はマイナス30度になるモンゴルでは介助もふくめ、トイレに行く事は大変な事です。

そこでNPOニンジンとして、何とかしてトイレや水道の環境を整えてあげたいという思いからクラウドファンディングが発足しました。

皆さまのおかげで、クラウドファンディングをスタートしてわずか30日で目標金額である150万円を達成し、さらにバリアフリー完備のトイレにするためにその後20万円が集まり、クラウドファンディング終了時にはなん、180万円ものお金が皆さまのご支援で集まりました。

2019年8月には外回りの工事、11月には内装工事が始まり、現在JICAのプロジェクトでバリアフリー完備の学校を建設している株式会社マツダコンサルタンツにご協力いただき、進めていきました。

また、仲介にはこれまで一緒に活動してきたサインナイズセンターの設立者が入り、

小まめに工事の進み具合なども確認しながら進めていく事が出来ました。

モンゴルでも数少ないバリアフリー完備のトイレ・洗面所という事で、現地のセンターを利用している子どもたちは勿論、保護者の皆さまや地域の人々も心から喜んでいる様子で、感謝のお手紙も届きました。(添付資料1)

また、完成後には現在JICAモンゴルで「ウランバートル市における障害者の社会参加プロジェクト」に携わるプロジェクトマネージャーやスタッフの視察もありました。

 クラウドファンディングの実施期間中には、皆さまよりコメントやメッセージで、クラウドファンディングのページに書いてあるような想いに共感してくださったというお言葉や、応援していますというようなコメントを沢山いただきました。

改めて、たくさんの方に支えられて最後まで達成できたこと、実感しています。

本当にありがとうございました。

これから、2つのセンターはセンターで行っている取り組みを共有したり、地方のセンターからの視察を受け入れるプログラムを組み、「障がい児療育モデル」として他の地域へ広げていくことができます。

今後とも、我々の活動にご理解とご支援を頂けますよう、よろしくお願いいたします。

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